エーザイ
◆いつから就職活動を始めましたか？
2016年9月頃
◆就活中に受けた業界・職種を教えて下さい。
製薬、食品・飲料、日用品、化粧品（臨床開発・研究）
◆なぜ製薬、その職種に就職を決めたのですか？
もともと私は、働くからには人の役に立てていることを実感できる仕事に就きたいと考えていました。また、祖父のがんをきっかけに、治療の行き届かない疾患に苦しむ患者様に貢献したいと思うようになりました。そのため、製薬会社で働くことができれば、自らの手で生み出したものを介して、流行廃れ関係なく人々が生きていく上で欠かせない「健康」に貢献することができ、世界中の人々の役に立てていることを実感できると考えました。
臨床開発職を選んだ理由は、最も付加価値を与えられる仕事だと思ったためです。研究職から託された化合物に、薬としての価値を与え、新薬の種が患者様のもとに届くまで一貫して請け負うことができる点に魅力を感じました。また、直接ではないもののカルテ越しにいらっしゃる患者様を想いながら仕事に取り組めることから、大きなやりがいを感じられると思いました。
◆就活中の苦労したこと、また、それを乗り越えるためにしたことはありますか？
ESに苦戦しました。一番初めにぶつかった壁は、自分とはどんな人間なのかを理解し相手に伝わる話を書くことです。大学生になってから何かの代表を務めたわけでもなければ、目立って成績が良かったわけでもなく、留学など自慢できる経験もない。そんな私は企業に一体何をアピールできるのだろうか、と途方に暮れました。そんな時、少しでもヒントが得られればラッキーという軽い気持ちで参加したES対策セミナーで、自分の強みを見出す方法を教わりました。ブレインストーミングの要領で自分の「性格・特性」と「経験」を繋ぎ合わせ、最も多くのエピソードと結びついた「性格・特性」を強みとする考え方です（詳しく知りたい方はエーザイブースへどうぞ！）。「あ、こんな話でも私の性格を表すエピソードにできるんだ」と目からうろこが落ちる感覚でした。これによって自分を売り込む強みとその根拠となるエピソードを複数用意することができました。
◆就活中、何に一番力を入れて取り組みましたか？
自分の考えに対してとことん「なぜ」を追求することです。なぜメーカーなのか、なぜ製薬業界なのか、なぜこの会社なのか、なぜこの職種なのか、なぜ他ではいけないのか。とにかく自分が「なぜ」そう考えたのかということを突き詰めました。その考えの根拠が曖昧なうちはやはりESも面接もなかなか通過することができませんでした。しかし、常に頭の中で「なぜ」を繰り返しながら、徐々に自分の考えを深め、軸に肉づけをするうちに、面接でも自信を持って受け答えができるようになり通過率も上がりました。
恐らくすぐに根拠を固めることは難しいかと思います。そのため、就活の最後の最後までひたすら自分に問いかけ続けてください。就活中に出会う会社や人々からも刺激を受けながら考え続けることで、より芯のある強い想いを持って面接に臨むことができるようになると思います。
◆なぜその企業を選んだのか
ｈｈｃの企業理念に非常に強く共感したためです。人の役に立てることに人一倍喜びとやりがいを感じる私は、患者様志向の強い会社で、自らの手で新薬を世に送り出したいと考えていました。エーザイは患者様とそのご家族の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、患者様との共同化研修や医薬品アクセス向上への取り組みなど、言葉のみならず実際に行動で企業理念を示しており、患者様を想う気持ちの強さと熱意を最も感じた会社でした。また、社員さん一人一人の胸にｈｈｃが宿っている様子が感じられ、非常に感銘を受けました。このような温かく優しい会社でなら、常に患者様の心に思いを馳せつつ新薬を世に送り出すことができ、私の願いを叶えられると思いました。
◆後輩へのアドバイスをお願いします！！！
「会場・会社の近くで美味しいご飯を食べること！」
よく「就活を楽しもう！」というアドバイスを耳にします。もちろん楽しめた方が得るものは多いですし、私自身楽しむことを心がけてはいました。ただ、実際これって就活が終わった今だからこそ声を大にして言える言葉だと思うんですよね。就活中は、それはもうES執筆で寝不足になるし、メール一本で一喜一憂するし、どこも拾ってくれないんじゃないかと不安になるし、ポジティブに考えるように心がけてはいましたが、やっぱり結構必死でした。そんな私にとって、会場・会社の周辺で美味しいご飯を食べることだけは心から楽しめることでした。美味しいご飯を食べてお腹も心も満たされると、気持ちも落ち着いて元気が湧いてきて、「あともう一息頑張ろう」という気持ちになれます。就活は長期戦です。上手に息抜きをしながら最後まで諦めずに走り抜いてくださいね！応援しています！