協和発酵キリン × 開発職 × 理系院生
♦いつから就職活動を始めましたか?
私が就職活動に力を入れ始めたのは修士1年の9月以降です。
9月以降、興味のある業界のインターンにエントリーし、10月頃からインターンに参加し始めました。この時期から、本や先輩のデータを参考にESの書き方を学んだり、先輩から就活におけるアドバイスをもらったりしました。GDや面接に関しても、インターンの選考を通して経験し、毎回反省をメモしては次回の選考に反映できるように努力しました。自己分析やテストセンターなどの勉強は採用情報解禁直前の2月以降に始めましたが、もう少し早めにやるべきだったと感じています。
♦就活中に受けた業界・職種を教えてください。
本選考では、主に製薬業界を受けましたが、他にもCRO、医療機器、日用品、コンサルなどの業界も受けました。
業種は、主に開発職で受けましたが、研究職で受けた会社も数社あります。
♦なぜ製薬、その職種に就職を決めたのですか?
製薬業界に就職を決めた一番の理由は、私自身が今一番やりたいことが“薬を創り、人々のいのちを救うこと”だったからです。私は就職先選びの軸の一つに『先見性に伴う会社の成長・安定性』を掲げていましたが、父と就職先について相談した時に、「今後の社会変化は誰にも予測できないのだから、自分自身が一番やりたいことをやりなさい。一番やりたいことを選んだ自分を将来の自分が後悔することはないだろう。」と言われました。そこで、自分がやりたいことを見つめ直し、自分が本当にやりたいことが日用品による健康増進や医療機器による病気の早期発見ではなく、薬による患者さんの救命だという考えに辿り着きました。製薬業界は変化が激しく何が起こるかわかりませんが、そんな製薬業界で私は挑戦していきたいと考えました。
臨床開発職に決めた理由は、多岐にわたる仕事が経験でき、多くの人と関わりを持つことのできる業種だからです。私は臨床開発職として多くの人と関わり、様々な仕事を経験することで、私の目指す“広い視野を持ちチームを牽引するリーダー”になることができると考えています。
♦就活中の苦労とそれを乗り越えるためにしたことはありますか?
就活中に苦労したことは面接でした。というのも、上手くいったと思った面接でも落とされることがあったからです。
そこで、これまでの面接の内容と結果を見直し、自分なりに分析しました。その結果、面接には企業側とのマッチングなどの対策できない要素と、質疑応答の早さ・一貫性・具体性などの対策できる要素があると感じました。私は自身の性格・強み・エピソードをできる限り系統化し、まとめることで、対策可能な要素の完成度を高めました。この対策によって、自分の手応えと結果が伴うようになったと思います。
♦就活中、何に一番力を入れて取り組みましたか?
就活中に一番力を入れたことは“企業理解”でした。
もともと、企業のIRライブラリーやニュースなどを見て、会社の状況や今後の経営方針を知るのが好きだったので、趣味のような感覚で企業調べをしていました。そのおかげで企業の理解が深まり、よく面接で聞かれる「何故弊社を志望するのか?」といった質問に対して、自分なりの深みのある受け応えができるようになったと思います。また、自分が将来その会社でどのように活躍したいかなども具体的に答えることができるようになったと思います。
♦後輩へのアドバイスをお願いします!!!
私から皆さんへ伝えたいことは『仲間を大切に、そして協力しよう』です。この言葉には二つの意味合いがあります。
一つ目は、就活中に仲間と支えあって欲しいからです。就活中、選考で落選すると、どうしても落ち込みがちですが、そんな時は仲間と遊んだり、飲んだりして息抜きをしましょう。一人で不安を抱え込むのではなく、みんなで共有することで精神的にも楽になります。
二つ目は、仲間と就活の情報共有をたくさんして欲しいからです。就活の結果は、情報の有無で大きく変わります。能力が高くても、想いが強くても、情報という武器には勝てないことがあります。後で後悔するよりも、今動き出して、仲間と情報共有をしましょう。目から鱗の情報があるかもしれません。
就活は大変だと思いますが、その苦難を共に乗り越えた仲間は一生の宝になると思います。仲間を大切に、協力し合うことで、皆さんが納得できる就活になれば良いなと思っています。頑張ってください!!!